こんにちは、プランニングディレクターのトナカイトシキ(@TonakaiToshiki)です。
以前の記事で起業の失敗事例について紹介しました。
この記事のなかで、起業して失敗したくないなら
この2つが必要だとお伝えしました。
今回は、サービスのリリース前に小さくテストと改善を繰り返す具体的な方法について紹介します。
起業はしたいけど失敗はしたくない、そんなあなたは必見です。
毎回言ってますが、起業するのに高額塾は不要です。
【結論】絶対に失敗する。という前提で設計する。
最初に言っておきますが「失敗しない起業」というのは無理です。
それはもう絶対に失敗します。
いきなり大金を投入するリスク満載な起業は博打と変わらないので、失敗を前提として可能な限りコストをかけずに実現できる方法を考えましょう。
失敗してもリスクがほとんどなければ、何回でも失敗できますよね。
コストを最小限にしてテストを繰り返すことで、
といった状態を起業前に実現することができます。
今回も「美容室 + カフェBAR」の失敗事例で解説します。
(リアルの友人の事例なので大変恐縮だけど)
コストとリスクを最小限にして小さくテストする
「美容室 + カフェBAR」という業態で起業する場合でも、いきなり店舗を構える必要はありません。
シェアサロンやレンタルスペースを借りても、やりたいことは実現できるはずです。
場所と道具はレンタルして、スタッフが必要なら知人に手伝ってもらいましょう。
そして実際にお客さんを呼んで、自分の目指すコンセプトで1日開業します。
そうすることで、
といったことをリアルに体感できます。
これは、ほかのどんな業態でも同じことが言えます。
英会話教室をやってみたいなら人を集めて勉強会を開催してみる。
自作商品の店舗を開業したいならまずはBASE やSTORES に登録して売ってみる。
小さく始めるだけなら、ほとんどのビジネスは今すぐ実現が可能です。
まずはコストを最小化して、自分の目指すコンセプトのサービスをつくってみましょう。
私はスペースマーケットをよく利用しています。1日イベントからセミナー開催、オフ会まで、なんでも使えて便利です。▼▽▼ スペースマーケット ▼▽▼
テストするメリット1:ビジネスモデルの問題点を事前に発見できる
テストをすると、想像だけではわからなかった問題点がたくさん見つかります。
「美容室 + カフェBAR」の事例では、開業してから以下の問題が発覚しました。
ここにある項目は全て、テストをすることで事前に回避できた問題です。
「設計の段階で発生している問題」は、オープンしてから修正することはほぼ不可能です。
完璧だと思って設計したビジネスモデルを修正するのは勇気がいりますが、オープンしてから発覚するより1000倍マシです。
起業して成功する人は、完璧な設計ができる人ではなく、成功するまで修正ができる人なので、めげずに問題点をひとつずつ潰していきましょう。
テストするメリット2:顧客とのギャップがわかる
実際にやってみると、お客さんのモニターアンケートなどで、反応をリアルに得ることができます。
テストをするときは、無料で提供してはダメです。
お試し価格でも構わないので、ちゃんと課金してもらって、価値を感じてもらえるかを確認することが重要です。
最初はびっくりするくらいボロカスに言わるかもしれません。
でもそれでOKです。
こんな感じで感想を聞きだして、サービスの改善に活かしましょう。
そうすることで、お客さんが求めているものとのギャップが少なくなっていきます。
何回か繰り返していると「期待通りの内容でした!」とか「次回も参加したいです!」といった声が増えてくるはずです。
この状態になるまでは、小さくテスト開催を続ける必要があります。
テストするメリット3:事前に見込み客を集めることができる
ここまで小さくテストを繰り返すなかで、すでに何人かの見込み客にアプローチをしたはずです。
テスト購入してくれた見込み客からは、名前とメールアドレスなどの連絡先を取得して、顧客リストをつくりましょう。
見込み客に直接コンタクトがとれる顧客リストは、スモールビジネスの最強の武器です。
これがないとテストの効果が半減するので、顧客リストは必ずつくってください。
それと同時に、SNSやブログを使って情報発信をおこないます。
「美容室 + カフェBAR」の事例であれば、
など、見込み客とコミュニケーションを取りながら、自分のサービスに興味を持ってくれそうな人に向けて発信して新規のファンを獲得します。
これを行うことで、オープンする前からファンが集まっている状態を実現できます。
オープンしてから集客するよりも、圧倒的に失敗しにくくなるので、顧客リストとフォロワーは事前に集めておきましょう。
【まとめ】起業して失敗したくないなら、起業前に失敗しよう
どんなに準備して起業しても、最初は絶対にうまくいきません。
しかし、起業において失敗は悪いことではないのです。
何度も失敗することで、少しずつサービスの精度が上がり、最後には必ずうまくいきます。
重要なのは、致命傷を負うような失敗をしないことです。
そのためにはコストを最小限にしてテストを繰り返し、
といった状態を実現するを目指しましょう。
もし途中でビジネスモデル自体を変えることになったとしても、このときの経験は今後のビジネスで必ず役に立つはずです。
ということで、起業に失敗しないためのコツの紹介でした。
あなたも何かビジネスを考えているなら、小さく開催してみてください。
ビジネス本や成功者から話を聞くより、よっぽど価値のある体験になるはずですよ。
小さなテストを繰り返したあとは、いよいよコストをかけてサービスをつくっていきますが、ここにも【失敗しない起業の技術】があります。
それが「先に売ってから、商品をつくる」というテクニックです。くわしくはこちらの記事をどうぞ。
モニター顧客リストとリピート購入の重要性についてはこちらの記事も参考にしてください。
今日は以上!
また次回!