こんにちは。プランニングディレクターのトナカイトシキ(@TonakaiToshiki)です。
私のお仕事は簡単に言うと依頼者がビジネスで効率良くお金を稼げるように仕組みを作ったり、そのためのプランを考えたりするお仕事なのですが、
みんなビジネスをややこしく考えすぎです。
Twitterでビジネスだのマーケティングについて偉そうに語ってる人の話を鵜呑みにしちゃダメですよ、ほんと。(ブーメランを投げながら)
とくに個人の方で「お金は稼ぎたいけどどうしていいかわからない!」と思ってる方は、この記事を読んで、ビジネスの全体像をイメージできるようになりましょう。
自分はどこができていて、どこができていないのかを理解できれば、改善の精度と速度が爆上がりします。
- 自分でビジネスをつくってお金を稼ぎたい
- 副業を始めてみたけど全然稼げない
といった人は必見です。
できるだけわかりやすく説明するので、楽しくビジネスの勉強をしましょう!
ビジネスとは何か?をシンプルに表すと
ビジネスとは、
人の生活を、より良くするための活動
です。
つまり、あなたがビジネスをすることで、
誰かの生活が、今よりも良くなり、良くした分だけ報酬が発生するのです。
副業だろうとなんだろうと、自分の力でお金を稼ぐときには、
- 誰の生活を、
- どれだけ
- 良くしたか
を明確にすることで、稼ぎやすいビジネスモデルを自分で設計できるようになります。
ひとつずつ解説します。
1:誰か=ターゲットを見つける
ビジネスでお金を稼ぐためには、最初に今より生活を良くしたい「誰か=ターゲット」を見つける必要があります。
よく勘違いされるのですが、これはとにかく需要が多いものを探せ!という意味ではありません。
あなたにとってありきたりなものでも「特別に感じる誰か」を見つけようという意味です。
水を売るなら砂漠で売れ!というやつですね。
タダ同然で手に入る水道水でも、水が手に入らない場所で喉がカラカラの人にキンキンに冷やして売れば、お金を出して買ってくれるという話です。
あなたにとっては大したものじゃなくても、他の人にとっては「特別な価値を感じる何かしらの条件」があるのです。
それを見つける。
のではなく、
という視点を持って、どんな人であれば価値が提供できるか?を考えましょう。
この視点で世の中を見渡せば、実はお金になりそうなビジネスの種がたくさん落ちていることに気付くことができます。
2:より良くする=ビフォーとアフターをつくる
誰かの生活を「より良くする」ということは、良くなる前と後が存在しなくてはビジネスとして成立しません。
健康な人に、病気を治す薬が売れないのと一緒です。
先ほどあなたが見つけたターゲットは、何らかのお困りごとや願望を持っているはずです。
願望を持っている人を見つけたら、下の文章に当てはめてみましょう。
【誰】が、【何を望んでい】て、【どんな努力をしている】けど、【ちょうどいい解決策】がないため【こんな問題】が発生している。
これが「特別な価値を感じる人」の条件を満たす例文です。
先ほどの水道水を例に挙げると、
【喉がカラカラの人】が、【飲み物が欲しく】て、【水を求めてさまよっている】けど、【簡単に水が手に入る環境】がないため「脱水症状」が発生している
みたいな感じですね。
ただ喉が渇いているのではなく「簡単に水が入る環境がない」という特別な条件があります。
本当にこういう人がいるのであれば、
という状態から、
という状態に変化するものをあなたが提供できればビジネスになり得る、ということです。
3:どれだけ良くしたか=報酬の大きさ
お困りごとを取り除くビフォーとアフターをつくりましょうという話をしましたが、このギャップの大きさが、そのまま報酬の大きさです。
解決したお困りごとが大きいほど、貰える報酬も大きくなりやすいということです。
もう一度先ほどの例を見てみましょう。
【喉がカラカラの人】が、【飲み物が欲しく】て、【水を求めてさまよっている】けど、【簡単に水が手に入る環境】がないため「脱水症状」が発生している
さて、この人のお困りごとを解決するために必要なものはなんでしょうか。
水のペットボトル?
喉がカラカラに乾いている人にキンキンに冷えた水をあげれば確かに問題は解決しますね。
それも正解です。
でも、そもそもなんでこの人は水を求めてさまよってるんでしたっけ?
それを解決することで、問題の根本を取り除けるかも知れませんね。
例えば、
- 水を求めて歩かなくて済むように、定期的に自宅に水を配送する
- 脱水症状がおきにくいように、水ではなく塩飴を売る
- 水が簡単に仕入れられるように、輸送ルートを整備する
- そもそも水が不足しないように、貯水施設をつくる
などなど。
ひとつの課題に対して、解決策は無数にあります。
そして、解決した課題の大きさに応じて、価値=報酬の大きさも決まります。
水のペットボトルで喉の渇きを潤すことができれば、喉の潤い1回分の報酬を。
二度と水不足に困らない貯水施設をつくることができれば、永続的に水を提供した分だけ報酬がもらえます。
もらえる報酬より経費の方が少なければそれが利益となります。
ビジネスとはそういう仕組みなのです。
大したことのない課題であれば、解決してもしょぼい報酬しかもらえません。
重要なのは課題選びの方です。
だからこそ、最初にするべきなのは商品づくりではなく、ターゲット=課題を見つけることなのです。
まとめ:ビジネスとは人の生活をより良くする活動である
ここまでを簡単にまとめると、ビジネスというのは、
誰かのお困りごとをあなたが解決することで、取り除いた課題の大きさの分だけ報酬がもらえる活動
と言いかえることができます。
- 誰の生活を
- どのくらい
- より良くしたか
この3つを明確にすることで、稼ぎやすいビジネスモデルを自分で設計できるようになります。
どんなビジネスでもそうですが、そもそも「ターゲット」をちゃんと設定していないせいで、存在しない課題を解決するための商品を生み出して失敗するパターンは多いです。
それは個人ブログも、企業のビジネスも全く一緒です。
そうならないためにも、ビジネスの全体像をしっかり把握して、ビジネスモデルを設計しましょう。
基礎さえおさえて設計すれば、どんなジャンルでも月10万円くらいの副業レベルならすぐに到達できます。
アドセンスばかりに収益を頼ってる人は、同時並行で自分のビジネスづくりにも目を向けて、世の中のお困りごとを自分のスキルやノウハウで解決できないか考えてみましょう。
それではまた次回!